はい。体験の途中で少量の日本酒をお出しする場面がありますが、お酒を召し上がらない方には、必ずノンアルコールの一杯をご用意します。
01
茶室は、どこにでも生まれる
集いが始まる前、そこにあるのは、
スーツケース。
茶箱。
そして、内と外を分けるひとつの境だけ。
茶室は、建物があるから生まれるのではありません。
亭主と客が向き合い、そこに茶がある。
その関係が整ったとき、何もなかった場所が茶室になります。
まずは、温かい一杯のほうじ茶からお迎えいたします。
この茶室はこれまで、ニューヨーク、パリ、台湾、中国へと旅をしてきました。
2018年には、ニューヨークの国連本部でも実演しています。
しばらく止まっていた旅が、再びニューヨークから始まります。
これまでの旅のスナップ
02
茶室が、目の前に立ち上がる
約10分。
一本ずつ木を組み、ゲストの目の前で茶室をつくっていきます。
骨組みに使われているのは、釘を使わず木と木を組む 江戸 SASHIMONO の技。
そこに畳を敷き、簾を掛け、躙口と床の間を整える。
途中では、ゲストのお一人にも、木組みの一片を実際に納めていただきます。
完成した茶室を見るだけではなく、
ほんの少し、自分の手もその空間に加わる。
そんな時間です。
03
最初の一服は、床の前へ
茶室が整っても、最初の茶はまだゲストには出しません。
亭主が一服の茶を床の前へ運び、静かに置いて、一礼します。
日本では、茶は人をもてなすだけでなく、神や仏にも供えられてきました。
ここで行うのは、正式な儀礼を再現することではありません。
これから始まる集いへの感謝と敬意を、最初の一服に託します。
TEA FOR THE GODS という名前は、この所作から生まれました。
その後は、皆さまとごく少量の酒を一献。
お酒を召し上がらない方には、別の一杯をご用意します。
ここからは、見るための時間ではなく、
同じ場をともに過ごす時間です。
04
茶葉と器、その両方を味わう
六本木製茶場から、この日のために選んだ茶葉を持ち込みます。
京都・宇治の伝統本玉露。
静岡のシングルオリジン煎茶。
そして、その場で挽く抹茶。
煎茶は、いくつかの異なる器で味わっていただきます。
同じ茶でも、器が変われば印象は変わります。
口縁のかたち。
手にしたときの重さ。
土の肌。
伝わる温度。
使う器の中には、人間国宝による作品もあります。
展示ケースの向こうから眺めるのではなく、
実際に手に取り、そこから茶を飲む。
工藝を、暮らしの中にあった本来の姿で味わっていただきます。
05
自分にひとつ、約束するとしたら
集いの終わりに、亭主が小さな箱を開けます。
中に入っているのは、熊野本宮大社から届けた 熊野牛王神符。
烏文字で刷られたこの神符は、古くから誓いや約束と深く結びついてきました。
一枚ずつ、皆さまにお渡しします。
そしてここで、亭主からもひとつ約束をします。
いつの日か皆さまを日本へお迎えし、この紙の故郷である熊野へご案内すること。
その日まで、この一枚を約束のしるしとしてお持ちください。
そして最後に、今度は皆さま自身へ。
自分にひとつ約束するとしたら、何を約束しますか。
答えを口にする必要はありません。
その問いも、神符と一緒にお持ち帰りください。
06
茶室は旅を続ける。 あなたの旅も、ここから。
集いが終わると、茶室は解かれます。部材はケースへ戻り、次の場所へ向かう準備をします。
つくっては解き、またつくる。
私たちは、そのあり方を「常若」という言葉に重ねています。
伊勢神宮では、途中の中断をはさみながら約1300年にわたり、20年に一度、社殿を新しくする式年遷宮が続いてきました。
新しくし続けることで、受け継いでいく。
茶室もまた、場所を変えながら旅を続けます。
そして、手元に残る牛王神符の故郷、熊野。
古い巡礼の道を歩けば、社と寺、森と滝が重なる風景があります。
熊野は古くから、「甦り」の地として人々を迎えてきました。
いつの日か、皆さまをそこへお連れしたいと思っています。
ニューヨークで始まったこの物語の続きを、
今度は日本で。
07
亭主
Takuya Nojima
10年以上にわたり、日本文化を受け継ぐさまざまな人々と仕事をしてきました。
江戸時代創業の食の老舗、茶農家、料亭、そして国際的に活動するギャラリー。
また長年、茶室建築家とともに、日本の茶室と空間文化に携わってきました。
現在、一穂堂ギャラリー東京・ニューヨーク、および三重県四日市の伝統建築を受け継ぐ料亭「伝七邸」のエグゼクティブ・アドバイザーを務めています。
各回、亭主の野島と半東の二名で皆さまをお迎えします。
各回、半東一名とともにおもてなしします。
08
TEA FOR THE GODS 旅する日本の茶室 — ニューヨーク・プライベートプレビュー
2026年11月22日(日)
16:00/18:00
2026年11月23日(月)
10:00/14:00/16:00/18:00
各回 約45分
一穂堂ギャラリー・ニューヨーク
35 N. Moore Street
Tribeca, New York, NY 10013
ご招待制
よくあるご質問
お酒を飲めなくても参加できますか?
どのような方を対象とした内覧会ですか?
ホテル、レストラン、会員制クラブ、旅行会社、文化施設など、ホスピタリティや文化体験に関わる方々を中心にご案内しています。
ご自身のゲストやお客様にも体験していただきたい場合は、ぜひご相談ください。可能な範囲で調整いたします。
同伴者や同僚を連れて行くことはできますか?
はい。席数に限りがありますので、お申し込みの際に同伴者がいることをお知らせください。
参加費はかかりますか?
いいえ。今回のプレビューはご招待制で、参加費はいただいておりません。
事前の申し込みは必要ですか?
はい。すべての回で事前のお申し込みをお願いしています。
この日程以外は難しいでしょうか?
ニューヨークでのプレビュー開催は、11月22日・23日のみです。
ただし、私たちは11月20日から24日までニューヨークに滞在しています。ホテルやクラブ、文化施設などで今後の開催をご検討の場合は、別の日に直接お伺いしてお話しすることも可能です。
お気軽にお問い合わせください。
体験では何をするのでしょうか?
約10分かけて、ゲストの目の前で茶室を組み上げます。
最初の茶を捧げた後、少量の酒と、日本茶を工藝の器とともに味わっていただきます。
全体の所要時間は約45分です。
この体験を別の場所で開催することはできますか?
はい。
TEA FOR THE GODSは、旅をすることを前提に生まれた茶室です。
茶室、茶、そして亭主たちが、ホテル、会員制クラブ、文化施設などへ伺います。
ホテルやクラブ、個人の主催者に合わせて内容を変えられますか?
はい。時間、人数、お茶、しつらえを、会場と催しに合わせて調整できます。
開催についての詳しい資料はありますか?
はい。ご希望に応じて、形式、必要なスペース、所要時間をまとめたHosting Portfolioをお送りします。
写真撮影はできますか?
はい、決められた場面でお撮りいただけます。最初の一杯を捧げる間は、撮影をご遠慮ください。