杉本貞光

杉本貞光(すぎもと・さだみつ)は、信楽・伊賀を核に、桃山陶への憧憬と禅の美意識を重ね、茶の湯の器を中心に独自の境地を拓いた陶芸家。1935年東京生まれ。1968年に信楽山中に穴窯を築き、茶陶制作を本格化。1974年より大徳寺・立花大亀老師の教導を受け、「わび・さび」を生涯の主題として深化させました。古陶の精神を汲みながらも、火と土が生む景色を研ぎ澄まし、茶盌・水指・花入・酒器などに静かな緊張感と余韻を宿します。